2日目
朝礼の頃には、セレモニー広場の木立から、木漏れ日がさし、整列したスカウトの背中に白のコントラストが浮かびました。
国旗は半旗に掲揚されました。8月9日。そういえば、遠く長崎に原爆が投下された日です。「祈り」「人に思いを馳せる心を大事にしたい」そして「生きる」赤城隊長の「朝の言葉」。木漏れ日の中で「ひかりの道」を歌う。
三浦上班は「アーサー王の話」を題材に「誠実について」スカウツオウン・サービスをしました。明日からは、当番班が「朝礼の進行」「朝の歌」「ゲーム」「スカウツオウン」を班長中心にみんなで話し合い、失敗を恐れず班が一丸となる事を願う。
今日の優秀班は、「カモメ班」でした。最終日まで優秀班を守りぬけ。
「クマ班」と「タカ班」は、明日こそ、優秀班を目指せ。弥栄の声が、交差する。
「ミンミン蝉」「つくつく法師」の声が佳美荘を包んでいます。「あぶら蝉」の鳴声が、懐かしい。「ひぐらし」が鳴き始めた。シャワールームは、14:45分に完成。
「使用中」「空き」の札も入口に付けました。
シャワー用の水は、まだ冷たい。立ちかまどは、今晩の炊事から各班で使えそうだ。
「立ちかまど」は結索・ウッドクラフトの基本ではあるが、結びの緩みなどが事故に繋がる。
今日から本格的な薪作りにも入る。班長を集め刃物の扱いと安全の徹底を指示したやさきに、鉈で指先を切ったスカウトが佳美荘に入ってきた。三橋副長が手早く手当てをしました。
明日、午前のプログラム「事故に備えよ。救急法ゲーム」の止血法の実践になってしまった。
夕食のメニューは、ご飯・豆腐とワカメの味噌汁・ポークソテー・日替わりサラダ。
ナイトゲーム
いつものスカウトらしい、元気な声がセレモニー広場から聞こえています。
班長会議 いよいよ明日から、スカウトプログラムの開始。
「事故に備えよ。救急法ゲーム」「応答せよ!! 通信ゲーム」「班交流交換会」
3日目
『8月10日 今日の優秀班は「クマ班」です』
朝礼の進行 ※当番班「クマ班」
キャンプ3日目、疲れがピークの頃です。疲れを打ち払う方法は、スマイル。笑うことです。昔、100キロハイクを数人のベンチャーが挑戦した時。20キロ位のところで疲れていました。「お前が、落ち込んでいたら皆も落ち込むだろう。笑ってみよう」とアドバイスをしました。ベンチャースカウト全員が100キロを完歩しました。「つらい時こそ笑ってみよう」「いつも元気」赤城隊長の「朝の言葉」
「朝の歌」 平和の騎士
「朝のゲーム」
「スカウツオウン」もも太郎物語
当番班の交代式をしました。クマ班からカモメ班です。
当番班以外の班の役割
「公共場所の清掃」(トイレ・セレモニー広場など)
「水担当」(シャワー用 ポリタンク10リッター 4個)
2017 合同隊キャンプ考査課目 プログラム
「事故に備えよ(救急)」 9:00 ~ 11:00
「応答せよ!(通信)」 13:00 ~ 16:00
閑時作業 隊本部(隊長)
竹工作・・・端入。竹の皿。竹の菜ばし。
各班でも間時作業が出来そうです。スカウトキャンプの醍醐味をスカウトに体験してほしい。(隊長 談)
◎優秀班への祝声が、大きくなったような気がします。
気温25℃ 曇り シャワーの使用許可が隊長から出る。
「班交流交歓会」
交流会のポイント。
班の班長と次長がホストとして、その班の班旗を守ります。二つの班からは数名の班員が来ます。班長が中心となって、それぞれのテントサイトで交流会をしました。
班によっては、キャンプサイト入口にゲートや飾付をする班もありました。
班長会議の時間が過ぎても班長が現れませんと言うより、スカウトがテントサイトから戻りません。各班共、交歓会は大成功でした。
班長会議は10分遅れで始まったのです。
4日目
『8月11日 朝礼の後、小雨』
今日の「優秀班」はクマ班、2日連続の「優秀班」です。最終日の最優秀班に、まっしぐらか?
どうした、「タカ班」鋭い目と爪で「優秀班」を掴み取れ。
「カモメ班」は、初日の「優秀班」だけで、満足か。各班、「優秀班」を目指せ。
朝礼の進行 カモメ班
朝の挨拶を交わすのは、お互いに気持ちの良いものです。「スカウトは、礼儀正しい」朝の言葉。
朝の歌「静かな湖畔」
ゲーム「ハンカチ落し」
「スカウツオウン」浦島太郎の話。いじめられていた亀。小動物にも親切に。
9:00~11:00 「配置図を作れ 測量ゲーム」キャンプサイトの体測・歩測。
昼食メニュー 焼きそば 即席スープ メロン
午後、浜から参加した4名のスカウト(小学6年生)が、野営地を去りました。午後のプログラム
の為に健児庵にいた仲間に別れを告げ、セレモニー広場に弥栄を残して。
13:00~16:00 「進路を探せ 読図ゲーム」野帳をつけ略地図を作る。
夕食 カレーライス 日替サラダ
シャワー用のお湯を隊本部が作り、班ごとにシャワーを浴びるよう指示が出ましました。
「班営火」
「班長会議」
明日のハイキングの件と大営火の準備。かなり遅くまで班長会議が行われた。
5日目
8月12日 朝礼の前から、小雨
優秀班 「クマ班」3日連日の優秀班 明日は、最優秀班が決定する。
どの班になるのか楽しみです。
当番班は「タカ班」です。
「朝の言葉」整理整頓とサイトの改善。自分達で向上する。赤城隊長より。
朝の歌 「小さな世界」ゲーム「後出し、じゃんけん」
スカウツオウン 「杉原千畝 命のパスポート」将来、千畝さんの様な人になりたい。
5日間の訓練の集大成のハイキング(10km)が始まる。
CP-1 数箇所の座標を地図に記入し、その道を進む。
CP-2 手旗による交信。CP-3の座標を手旗で指示する。
CP2からCP3までスカウトペースで歩く。
CP-3 バックネットの面積を測れ。
CP-4 ケガ人の応急手当をし、応急搬送をする。
CP-5 橋の下の飲み物を、もやい結びした班員を全員で確保し飲み物を取る。
CP5からCP6までの距離を歩測し、ゴールする。
CP1からCP6までの18通の指令書の中にある「理事長からの指令文」の欠片を組み合わせ「理事長からの贈り物」探し出せ。
「理事長からの贈り物」は、いぶし銀製の箱で空色のリボンと花が添えられ「先達の碑」の後ろに鎮座しています。中には「斥候の宴の招待状」が各班分入っていました
ハイキングから戻ったスカウト達は、三橋副長が初日からの閑時作業で竹を割り節を抜き「流しそうめん台」を作り志賀隊付とそうめんを振舞った。スカウト達は舌鼓を
打っていました。
三浦副長・日菜子副長・星地区コミで斥候の宴の準備をしました。赤城隊長は得意の豚パイ包み焼きを披露しました。安齋理事長も出席し楽しい食事会でした。
斥候の宴のメニュー。豚パイ包み焼き・ガーリックトースト・オニオンスープ・パスタサラダ・イカのホイル焼き・スイカ。
引き続き、班ごとに営火場に入場し大営火に移りました。点火し、斥候の宴のテーマソング「ビンクスの酒」を合唱。飲み干した紙コップを営火に投入し、三浦上班エールマスター、志賀隊付ファイヤーキーパー。小澤副長ソングマスターの山賊の歌の誘導で、班呼によりプログラムに入る。クマ班「キャンプだホイ」「桃太郎のその後もの太郎物語」。三浦副長「アブラハムには、七人の子」。タカ班「金太郎改めカネ太郎」
「ソング むこうのお山に(替え歌」ズール族の酋長が出てきて「エーン・ゴンヤーマ」のイエール。カモメ班「カンバック浦島太郎」「燃えろよ燃えろ」
営火の薪組が崩れ始める、営火長から「火を囲んだ仲間を忘れない、今、ここにいる事に感謝。日本語で一番美しい言葉は、ありがとう」。肩を組みながら「ひとひの終わり」「スカウトサイン」。大営火の映像は、残念ながらありません。参加者全員の瞳と皮膚と心に、鮮明に残るのみです。
6日目(最終日)
8月13日 曇天 つくつく法師とミンミン蝉が合唱する朝
優秀班 タカ班 最後の最後に優秀班をとりました。少し、照れながら弥栄を受け、そして大きな声で返礼を二班に送りました。
当番班「クマ班」
「隊長、朝の言葉」 県合同キャンプは、今日で終わりますが、次のキャンプに向けて「そなえよ常に」を心掛け、今後のスカウト活動をして下さい。
「朝の歌」 われらの旗
「スカウツオウン」 感謝について スカウツオウンの場所は、全日「先達の碑」の前で行われました。
9:00 隊長から「撤営開始」の指示が出される。予定より一時間遅く撤営が終了。
スカウト達は、個人装備をOQハウスに上げ、今回の感想文を書いてもらう。
各自の感想文は、報告書に掲載します。
『閉所式』 赤城 県合同隊キャンプ隊長から「将来、君たちからキャンプの申し出があれば、必ず出席しますよ」と話され、スカウト全員に「ふくしまスペリオール・パトロールバッジ」を手渡たされた。
安齋理事長からは、「来年の第17回日本スカウトジャンボリーで会いましょう」と締めくくった。弥栄と感謝のみを残し、スカウトたちは、つつじが森を後にしました。
ふくしまスペリオール・パトロール日記 後記
参加スカウトの内訳
小学6年生 6名。中学1年生 3名。中学2年生 5名。中学3年生 2名
班名 『クマ』 『タカ』 『カモメ』の3班編成
救護所報告
鉈による切り傷 2件。
ホームシック 2件。感動の場面がありました。スカウトAが自宅に帰りましたが、次の日キャンプに戻り、最後まで頑張りました。
隊スタッフ 運営スタッフ コミッショナーグループ
隊 長 赤城 圭一
副 長 小澤克年司
副 長 三浦香代子
副 長 補 三橋日菜子
上級班長 三浦 大幸
隊 付 志賀 謙介