ボーイスカウト福島連盟

『活動的で自立したスカウトを育てよう』
新着情報

ふくしま スペリオール・パトロール 日記

1日目

台風5号は、太平洋上を2週間も迷走し、沖縄、奄美を掠め、鹿児島、宮崎と横切り四国に上陸、各地に大雨と突風・雷や竜巻まで引き連れてきました。 そんな中、県内各地の集合場所にスカウト達が集い、つつじが森野営場に集合しました。 つつじが森に到着した時は雨も上がり、平成29年8月8日から13日の5泊6日、県合同隊キャンプのスタートになります。 私達のDo Scouting !冒険の夏 ! 明日を切り拓け ! 6日間の活動を発信します。  各地からのスカウトは、17名、スタッフ・リーダー11名の少人数のキャンプです。でも、大きな仲間になります。 8月8日 国旗掲揚の後、安齋理事長から、つつじが森野営場は福島のスカウトにとってはメッカであることを聞きました。 手信号による基本動作の確認と野営場の施設の説明を受ける。セレモニー広場から健児庵、先達の碑、営火場、そして自分達のテントサイトを見て回りました。 OQハウスの下の東屋は、明日スカウト全員で、周りを覆いシャワールームにします。午後になって雨が降り始める中、家型テントの設営です。 赤城隊長からの、「設営開始」が三浦上班から各班長に伝達され、設営になりました。 今こそ、チームワークの見せ所です。 立ちかまどにも挑戦しました。雨は以前として止みません。健児庵で、隊長の夜話と手を叩いて調子を取りながら静かに歌いました。 初日の遅い夕食は、予定外のチキンラーメンと焼肉。 雨は一晩中降りそうです。

2日目

朝礼の頃には、セレモニー広場の木立から、木漏れ日がさし、整列したスカウトの背中に白のコントラストが浮かびました。
国旗は半旗に掲揚されました。8月9日。そういえば、遠く長崎に原爆が投下された日です。「祈り」「人に思いを馳せる心を大事にしたい」そして「生きる」赤城隊長の「朝の言葉」。木漏れ日の中で「ひかりの道」を歌う。
三浦上班は「アーサー王の話」を題材に「誠実について」スカウツオウン・サービスをしました。明日からは、当番班が「朝礼の進行」「朝の歌」「ゲーム」「スカウツオウン」を班長中心にみんなで話し合い、失敗を恐れず班が一丸となる事を願う。

今日の優秀班は、「カモメ班」でした。最終日まで優秀班を守りぬけ。
「クマ班」と「タカ班」は、明日こそ、優秀班を目指せ。弥栄の声が、交差する。

「ミンミン蝉」「つくつく法師」の声が佳美荘を包んでいます。「あぶら蝉」の鳴声が、懐かしい。「ひぐらし」が鳴き始めた。シャワールームは、14:45分に完成。
「使用中」「空き」の札も入口に付けました。 シャワー用の水は、まだ冷たい。立ちかまどは、今晩の炊事から各班で使えそうだ。
「立ちかまど」は結索・ウッドクラフトの基本ではあるが、結びの緩みなどが事故に繋がる。
今日から本格的な薪作りにも入る。班長を集め刃物の扱いと安全の徹底を指示したやさきに、鉈で指先を切ったスカウトが佳美荘に入ってきた。三橋副長が手早く手当てをしました。
明日、午前のプログラム「事故に備えよ。救急法ゲーム」の止血法の実践になってしまった。

夕食のメニューは、ご飯・豆腐とワカメの味噌汁・ポークソテー・日替わりサラダ。

ナイトゲーム
いつものスカウトらしい、元気な声がセレモニー広場から聞こえています。

班長会議 いよいよ明日から、スカウトプログラムの開始。
「事故に備えよ。救急法ゲーム」「応答せよ!! 通信ゲーム」「班交流交換会」
3日目

『8月10日   今日の優秀班は「クマ班」です』

朝礼の進行 ※当番班「クマ班」
キャンプ3日目、疲れがピークの頃です。疲れを打ち払う方法は、スマイル。笑うことです。昔、100キロハイクを数人のベンチャーが挑戦した時。20キロ位のところで疲れていました。「お前が、落ち込んでいたら皆も落ち込むだろう。笑ってみよう」とアドバイスをしました。ベンチャースカウト全員が100キロを完歩しました。「つらい時こそ笑ってみよう」「いつも元気」赤城隊長の「朝の言葉」

「朝の歌」 平和の騎士
「朝のゲーム」
「スカウツオウン」もも太郎物語

当番班の交代式をしました。クマ班からカモメ班です。 当番班以外の班の役割 「公共場所の清掃」(トイレ・セレモニー広場など) 「水担当」(シャワー用 ポリタンク10リッター 4個)

2017 合同隊キャンプ考査課目 プログラム
「事故に備えよ(救急)」  9:00 ~ 11:00
「応答せよ!(通信)」   13:00 ~ 16:00
閑時作業   隊本部(隊長)
   竹工作・・・端入。竹の皿。竹の菜ばし。
各班でも間時作業が出来そうです。スカウトキャンプの醍醐味をスカウトに体験してほしい。(隊長 談)

◎優秀班への祝声が、大きくなったような気がします。
気温25℃  曇り  シャワーの使用許可が隊長から出る。

「班交流交歓会」
 交流会のポイント。
班の班長と次長がホストとして、その班の班旗を守ります。二つの班からは数名の班員が来ます。班長が中心となって、それぞれのテントサイトで交流会をしました。 班によっては、キャンプサイト入口にゲートや飾付をする班もありました。 班長会議の時間が過ぎても班長が現れませんと言うより、スカウトがテントサイトから戻りません。各班共、交歓会は大成功でした。

班長会議は10分遅れで始まったのです。

4日目

『8月11日  朝礼の後、小雨』
今日の「優秀班」はクマ班、2日連続の「優秀班」です。最終日の最優秀班に、まっしぐらか?
どうした、「タカ班」鋭い目と爪で「優秀班」を掴み取れ。
「カモメ班」は、初日の「優秀班」だけで、満足か。各班、「優秀班」を目指せ。
朝礼の進行  カモメ班
朝の挨拶を交わすのは、お互いに気持ちの良いものです。「スカウトは、礼儀正しい」朝の言葉。
朝の歌「静かな湖畔」
ゲーム「ハンカチ落し」
「スカウツオウン」浦島太郎の話。いじめられていた亀。小動物にも親切に。

9:00~11:00  「配置図を作れ 測量ゲーム」キャンプサイトの体測・歩測。
昼食メニュー  焼きそば 即席スープ メロン
午後、浜から参加した4名のスカウト(小学6年生)が、野営地を去りました。午後のプログラム
の為に健児庵にいた仲間に別れを告げ、セレモニー広場に弥栄を残して。

13:00~16:00 「進路を探せ 読図ゲーム」野帳をつけ略地図を作る。
夕食  カレーライス 日替サラダ
シャワー用のお湯を隊本部が作り、班ごとにシャワーを浴びるよう指示が出ましました。

「班営火」
「班長会議」

明日のハイキングの件と大営火の準備。かなり遅くまで班長会議が行われた。

5日目

8月12日  朝礼の前から、小雨
優秀班 「クマ班」3日連日の優秀班  明日は、最優秀班が決定する。
どの班になるのか楽しみです。
当番班は「タカ班」です。
「朝の言葉」整理整頓とサイトの改善。自分達で向上する。赤城隊長より。
朝の歌 「小さな世界」ゲーム「後出し、じゃんけん」
スカウツオウン 「杉原千畝 命のパスポート」将来、千畝さんの様な人になりたい。
5日間の訓練の集大成のハイキング(10km)が始まる。
CP-1 数箇所の座標を地図に記入し、その道を進む。
CP-2 手旗による交信。CP-3の座標を手旗で指示する。
CP2からCP3までスカウトペースで歩く。
CP-3 バックネットの面積を測れ。
CP-4 ケガ人の応急手当をし、応急搬送をする。
CP-5 橋の下の飲み物を、もやい結びした班員を全員で確保し飲み物を取る。
CP5からCP6までの距離を歩測し、ゴールする。
CP1からCP6までの18通の指令書の中にある「理事長からの指令文」の欠片を組み合わせ「理事長からの贈り物」探し出せ。 「理事長からの贈り物」は、いぶし銀製の箱で空色のリボンと花が添えられ「先達の碑」の後ろに鎮座しています。中には「斥候の宴の招待状」が各班分入っていました ハイキングから戻ったスカウト達は、三橋副長が初日からの閑時作業で竹を割り節を抜き「流しそうめん台」を作り志賀隊付とそうめんを振舞った。スカウト達は舌鼓を 打っていました。
三浦副長・日菜子副長・星地区コミで斥候の宴の準備をしました。赤城隊長は得意の豚パイ包み焼きを披露しました。安齋理事長も出席し楽しい食事会でした。
斥候の宴のメニュー。豚パイ包み焼き・ガーリックトースト・オニオンスープ・パスタサラダ・イカのホイル焼き・スイカ。
引き続き、班ごとに営火場に入場し大営火に移りました。点火し、斥候の宴のテーマソング「ビンクスの酒」を合唱。飲み干した紙コップを営火に投入し、三浦上班エールマスター、志賀隊付ファイヤーキーパー。小澤副長ソングマスターの山賊の歌の誘導で、班呼によりプログラムに入る。クマ班「キャンプだホイ」「桃太郎のその後もの太郎物語」。三浦副長「アブラハムには、七人の子」。タカ班「金太郎改めカネ太郎」 「ソング むこうのお山に(替え歌」ズール族の酋長が出てきて「エーン・ゴンヤーマ」のイエール。カモメ班「カンバック浦島太郎」「燃えろよ燃えろ」
営火の薪組が崩れ始める、営火長から「火を囲んだ仲間を忘れない、今、ここにいる事に感謝。日本語で一番美しい言葉は、ありがとう」。肩を組みながら「ひとひの終わり」「スカウトサイン」。大営火の映像は、残念ながらありません。参加者全員の瞳と皮膚と心に、鮮明に残るのみです。


6日目(最終日)

8月13日 曇天  つくつく法師とミンミン蝉が合唱する朝
   優秀班 タカ班 最後の最後に優秀班をとりました。少し、照れながら弥栄を受け、そして大きな声で返礼を二班に送りました。

当番班「クマ班」
「隊長、朝の言葉」 県合同キャンプは、今日で終わりますが、次のキャンプに向けて「そなえよ常に」を心掛け、今後のスカウト活動をして下さい。
「朝の歌」 われらの旗
「スカウツオウン」 感謝について   スカウツオウンの場所は、全日「先達の碑」の前で行われました。
9:00 隊長から「撤営開始」の指示が出される。予定より一時間遅く撤営が終了。
スカウト達は、個人装備をOQハウスに上げ、今回の感想文を書いてもらう。
各自の感想文は、報告書に掲載します。
『閉所式』 赤城 県合同隊キャンプ隊長から「将来、君たちからキャンプの申し出があれば、必ず出席しますよ」と話され、スカウト全員に「ふくしまスペリオール・パトロールバッジ」を手渡たされた。
安齋理事長からは、「来年の第17回日本スカウトジャンボリーで会いましょう」と締めくくった。弥栄と感謝のみを残し、スカウトたちは、つつじが森を後にしました。

ふくしまスペリオール・パトロール日記 後記
参加スカウトの内訳
小学6年生 6名。中学1年生 3名。中学2年生 5名。中学3年生 2名
班名 『クマ』 『タカ』 『カモメ』の3班編成

救護所報告
鉈による切り傷 2件。
ホームシック  2件。感動の場面がありました。スカウトAが自宅に帰りましたが、次の日キャンプに戻り、最後まで頑張りました。

隊スタッフ  運営スタッフ コミッショナーグループ
隊  長  赤城 圭一
副  長  小澤克年司
副  長  三浦香代子
副 長 補  三橋日菜子
上級班長  三浦 大幸
隊  付  志賀 謙介